波と手紙

小田桐夕のブログ。好きな短歌について。

2024-01-18から1日間の記事一覧

一首評「光」

ひかりにはあるべき光と添ふ光おのづからにして簡明ならず 「あるべき光と添ふ光」『置行堀』永田和宏 P135 ひとつ前に置かれているのが 夕光にでこぼこ見えて水の面を風渡るなり ひと日とひと世 *夕光=ゆふかげ 面=も 水面にキラキラと反射している光や…