波と手紙

小田桐夕のブログ。好きな短歌について。

2024-03-31から1日間の記事一覧

一首評「白木蓮」

しどけなく白木蓮の咲いてゐる春のゆふぐれはくるしくてならぬ 真中朋久「相川」『重力』P87 白木蓮はきれいですが、だんだんと花びらが広がって、ちょっとだらしなくなってきた頃だと思います。時間は春の夕方。道を歩いていて、白木蓮が咲いているのを見た…