波と手紙

小田桐夕のブログ。好きな短歌について。

2022-11-11から1日間の記事一覧

一首評「火」

虚実皮膜の皮のうちなるあぶらみをしたたらせつつ火を渡りゆく *皮膜=ひにく 真中朋久「火を渡る」 塔2022年10月号 P5 先月中にアップしたかったのですが…。遅くなりました。とても面白い歌だと思ったので、ちょっと書いておきます。 「虚実皮膜」は、事実…