波と手紙

小田桐夕のブログ。好きな短歌について。

2021-08-24から1日間の記事一覧

一首評「紋」

みづからのからだに刻む紋ありてななほしてんたうの昏き夏 「沼」『ナラティブ』P205 梶原さい子 てんとう虫の模様は水玉みたいで、可愛らしいイメージだと思っています。 てんとう虫に生まれた以上、その模様を背負って生きていくことになるのですが・・・…