波と手紙

小田桐夕のブログ。好きな短歌について。

3/28 Zoom歌会に参加してみました。

落ち着かない日々が続きますね。新型コロナウイルスの影響で、各種イベントが中止や延期になり、気落ちしている方も多いでしょう。

 

歌会も軒並み中止となっており、「参加したいのに残念」という声も多いはずです。

 

3月28日にZoomを使って、オンラインの歌会に参する機会がありました。

 

Zoomは、オンライン会議のためのアプリです。新型コロナウイルスの影響による在宅ワークやオンライン会議などで利用者が急増しているらしいですね。

 

今回は、中島裕介さんが主催者として、Zoomでの歌会を企画してくださいました。

 

デスク

 Zoom歌会に参加したワケ

3月28日。14時から開始ですが、少し前にはパソコンの前に座って、ちょっとびくびくしながら待機。

 

合計9名(1人一首)で3時間使って、じっくり話をすることができました。

 

  

今回オンラインの歌会に参加してみようと思ったのは

コロナウイルスの影響によってリアルの歌会が中止になっていること

・遠方にいる方や初対面の方とも気軽に会話ができること

・顔を出さなくても参加ができること(選択可)

・中島さんが参加しやすいタイプの歌会を模索していること

 などの理由が挙げられます。

 

実際に参加してみて感じたことや、初心者が戸惑うかもしれない点について、メモを残しておきますね。今後の参考になればいいなと思います。

 

Zoomでの歌会のメリット 

 

この点は、中島さんのブログと内容がかぶるので、リンクを貼っておきます。

yukashima.hatenablog.com

 

 簡単にメリットを説明しておきます。

・遠方にいる方でも、育児などで外出しにくい方でも、自宅から参加できる

通信環境やデバイスは必要ですが、参加はしやすいです。

 

・交通費や会場費用がかからない

遠方の方には交通費の負担も大きいことがあるので。

 

・(カメラを使って顔を出すと)画面を通じて参加者の顔を見ながら話せる。

実際に会っていなくても、リアルタイムの反応がわかります。

 

・ゲスト参加ならアカウント不要

Zoomの場合は主催者(ホスト)にはアカウントが必要ですが、ゲストとして参加する場合には、アカウントを作らなくてもいいので、とても気軽に参加ができます。

 

また Skype のようにお互いのアカウントを教えあう必要がないので、全く知らない方同士でも使いやすいと思います。

 

ゲストとして参加するときの流れ

 1 主催者が送ってくれた URL をクリックすることで、ミーティングに参加できます。

 

zoom-kaigi.com

 

2 カメラの使用の可否を決める

Zoomは、PCのカメラとマイクを使うのですが、顔を出したくないという人もいるでしょう。

 

・知らない人同士だし、今回は顔出しなしで参加したい

・ラフな服だし、メイクしてないし、顔は出したくない

・散らかった部屋まで画面に映るのが嫌だ

・・・といった方でも、カメラを使わずに参加ができます!

 

送信してもらったURLをクリックした後で、「ビデオなしで参加する」を選択して参加しましょう。

 

*オンライン会議に参加した後でも、カメラを使用しないように設定を変えることは可能です。

zoom-school.info

 

画面左下にある「ビデオの停止(開始)」

→「ビデオ設定」

→「会議」項目のなかの

「ミーティングに参加する際、ビデオをオフにする」にチェックを入れる

 

ただ当然ながら、顔が見える方が、コミュニケーションは取りやすいですね・・。参加者の判断で使い分けてください。

 

3 できたらイヤフォンがあるほうがおすすめ

イヤフォンはあるほうが、音声は聞き取りやすいと思います。

 

音声が聞き取りにくいと会話に参加しにくいので、イヤフォンを用意しておくといいですね。

 

4 発言したいときは「挙手」機能を使おう

今回は9名だったので、まだ話しやすかったのですが、大人数で発言しにくいときには、画面上で「挙手」をクリックすると、司会者に気づいてもらえます。

 

特に今回の私のように、顔を見せない状態だと、自分の画像だけ真っ暗で、私の反応は皆さんには見えないのです・・・。

 

そんな人こそ「挙手」機能を使って発言するといいですね。

zoom-kaigi.com

 

Zoom歌会を終えて考えたこと


私もいままでにリアルの歌会にも、オンラインの歌会にも、何度か参加してきました。中には、話しにくい雰囲気の歌会や、不愉快な参加者がいる歌会もありました。 

 

歌会は、作品をじっくり鑑賞する、検討するということが基本だと思いますが、作品から外れた話を始めたり、作者を攻撃するような発言を行ったりする人がいると、残念な集まりになります。

 

今回参加してみたところ、司会者の中島さんが話の本筋からずれそうな時には、方向を修正してくださいました。とても安心感のある歌会でしたよ。

 

また、9首の歌のいい点・悪い点をいろんな角度から見ることができて、得るものが多い内容でした。それぞれの参加者がまんべなく発言もできたと思います。

 

昨今、歌会やその後の懇親会など、イベントでの参加者のマナーがしばしば問題になるケースがあります。一人で不快な感情を抱えて、悩んでいる方もいるでしょう。

 

リアルで行うにせよ、オンラインで行うにせよ、参加しやすくまた話がしやすいという雰囲気を作っていくのはなかなか大変ですよね。

 

イベントなど複数の人が集まって行う場の雰囲気の良しあしは、そこに参加するひとりひとりの心がけによるものであり、なかなか改善されないこともあるでしょう。

 

それでも、今回のように、少しでも安心して参加できる場にしようという機会があれば、可能な範囲で関わっていくことも、環境をよくすることにつながるのではないか、と思っています。

 

今回の歌会を企画してくださった中島さん、参加者の皆さん、貴重な機会をありがとうございました!