2021年をふりかえってみましょう。コロナ禍の状況での暮らしが長くなり、マスクや消毒のある生活がすっかり日常になってしまいましたね。今のところ、私や家族はなんとか健康に暮らせていて、ありがたいことです。
今年をふりかえるとき、私にとってとても大きいのは、読書会を定期的に開いていたことと、その内容を冊子にしてみたことです。
みかづきも読書会とみかづきもノートについて
みかづきも読書会という小さなオンライン読書会をはじめて、1年以上が経ちました。
今のところ、歌集の著者の方にもご参加頂ける機会に恵まれ、毎回充実した内容になっています。(著者の参加は必須ではないのですが、お時間割いてくださり、ありがとうございます。)
ひとりで読んでいた時よりも、読書会によって、もう少し深くまで作品の良さに辿り着けるかもしれない・・・という楽しみがあります。
読書会の内容がよかったので、「みかづきもノート」という小さな冊子にまとめてみました。1冊に2回分の読書会の内容を収録してあります。
持ちやすく、読みやすく、前より少し短歌や歌集を読むことが楽しくなる。そのくらいの感覚の冊子にしたつもりです。
私は同人誌作り等したことがなく、不慣れな作業でだいぶ大変でしたが、なんとか完成までたどり着いて、ほっとしました。
慣れない作業にアドバイスを下さるなど、ご協力くださった参加者の方々に感謝致します。またみかづきもノートの感想をくださった方々や、ご購入くださった方々。ありがとうございました。
読書会やその冊子作成がいつまで続くかは分からないのですが、今は小さな集まりを大事にしていこうと思います。
塔への参加について
今年の「塔」で始まった企画で、「実は読んでいなかった・・・」という企画があります。
近代以降の歌集で、有名なんだけど一冊全体を読んだことがない歌集を選んで、短いレビューを書いてみよう、という企画です。この企画、とてもいいアイデアだと思います。
私も読んでいない歌集がけっこうあるのです。中城ふみ子とか土岐善麿とか・・・
「実は読んでいなかった・・・」にリストアップされているなかから今年読んで面白かったのは、塚本邦雄と坪野哲久でした。
一首では有名だけど実際には収録されている歌集そのものは読んだことない・・・というケースはけっこう多いと思うので、これからの読書の参考にしたいです。
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塔の詠草は休まずに毎月出せたので、ひとまず良しとしましょう。春先の私の体調の問題や、短歌への意欲が減退気味であったこと等を考えると、まぁ、そのくらいでもいいかな。
いまひとつ短歌に気乗りしない時期が長く続いているのですが、一応、歌は詠めてはいるんですよね。不思議な気もします。
来年はどうしようかな。読書会等、いろいろ企画を立てつつ、短歌との付き合い方も考えると思います。
連作のことなど、悩んでいるときにアドバイスくださった方、ありがとうございました。教わったことを少しでもこれからに活かせるといいのですが。いつかもっといい連作を作ってあなたにお見せしたい。それが今の私のモチベーションなのです。
まとめ
引き続きコロナ禍の世界ですが、今後どうなっていくのか、不安はつきません。すっかり変わってしまうことや、意外と変わらないことをたくさん見ていくでしょう。
大きな出来事が自分の内面にどんな変化をもたらすか、恐ろしい面もあります。
私にできることなんて、少ない。だからこそ、できることに磨きをかけようと思います。
今年も当ブログを読んでくださって、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。