波と手紙

小田桐 夕のブログ。塔短歌会に所属。 ゆふぐれはあなたのなかに沈みゆくとほき国だと気づいてしまふ

一首評「詩」

新年早々、風邪をひき、ずっと体調がよくなかったです・・・。

1月の投稿はこれだけ・・・。

塔1月号の評は下書きしているので、順にアップします。

 

夢に詩を読み上げてゐつたたまれたる闇より闇のひらくごとき詩を

        横山 未来子  「夜をゆく者」『金の雨』

夢のなかで詩を読み上げているシーン。

ただ、「闇より闇のひらくごとき詩を」と倒置で置かれていて、なんだか怖さも漂います。

 

何重にも折りたたまれている闇は、あまり開かないほうがいいのかもしれない。

闇のなかからさらに闇が出てくる、ということは際限のない深みで、とても太刀打ちできなさそう。

 

でも同時に詩を読む(作品に触れること)ことは、なにか深みに手をさしいれる怖さを伴うので、切り離せないこととも思うのです。

恐ろしさを感じつつ、惹かれもする闇。夢のなかのことですが、なんだか示唆的で、すこし怖い。

 

この1年も、いろんな作品に触れながら過ごしていきます。

わたしの内面であったり、他者の内面であったり、少しの怖さも感じつつ、触れていくはず。どんな作品に出会えるのか、楽しみにしています。

 

今年も「波と手紙」をよろしくお願いいたします。

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