抱かれず なにも抱かずねむりたり半島にあねもねの咲く夢
抱かれず=いだかれず 江戸 雪 『百合オイル』
ひとりで静かにねむる夜。
初句のあとにあえて一字空けていることで
断絶した感覚を感じます。
見ている夢の場所が
「半島」という大陸から飛び出すような形の
場所であることが象徴的です。
なにか異質な場所のようで、
かと言って大陸と離れているわけでもない。
「あねもね」の字の柔らかさが
夢のぼんやりした感覚と合っています。
抱かれず なにも抱かずねむりたり半島にあねもねの咲く夢
抱かれず=いだかれず 江戸 雪 『百合オイル』
ひとりで静かにねむる夜。
初句のあとにあえて一字空けていることで
断絶した感覚を感じます。
見ている夢の場所が
「半島」という大陸から飛び出すような形の
場所であることが象徴的です。
なにか異質な場所のようで、
かと言って大陸と離れているわけでもない。
「あねもね」の字の柔らかさが
夢のぼんやりした感覚と合っています。