波と手紙

小田桐 夕のブログ。塔短歌会に所属。  ゆふぐれはあなたのなかに沈みゆくとほき国だと気づいてしまふ

はじめて塔の歌会に行ってみた。

先日、はじめて塔短歌会の歌会に参加してみました。私にとって歌会の参加って、ほんとにこれがはじめて・・・・でした。

 

 ◆歌会に行ってみたわけ

塔に入ってからかれこれ8か月くらいですか、遅いデビューかもしれません。正直ね、あんまり興味なかったんですよ。歌会って。

短歌結社に入ったくせになんだ、とか言われるかもしれませんが、なんとなく敷居が高い、友人はおろか知り合いもいない、なにをするのかよくわからない、みたいなイメージでしばらく放っておいたのです。

半年くらいは結社誌で選者の方から短歌の選を受けているだけでよかったのですが、そろそろそれだけでは飽きてきてしまったという感じで歌会への参加を決めました。

本人が行きたいな、と思ったときに素直に行くのがいいって感じですかね。

◆塔短歌会を選んだわけ

塔短歌会を選んだのは選者の方たちの人数の多さと質の高さゆえです。

主宰の吉川氏の短歌をすごく好きだったという点や、若手の実力のある歌人が多い、という点もありました。

ちょっと悩んだのは、会員の人数が多すぎるかな、っていう点でした。

当たり前だけど、合わない人や苦手な人もいるんだろうと思っていました。けど、そこはお互いさまだろうと思います・・・・。ええ。

◆歌会の様子はこんなだったよ。

炎天下のなかを10分以上歩いて会場に着きました。暑さと緊張感のせいでちょっと挙動不審だったかもしれないなぁ・・・って思います。はぁ。

選者は真中さん。最近ブログで歌集の感想など書いていたのを、読んでくださっていたらしくて、嬉しかった。好き勝手書いていて、すいません。

さて、用意されたプリントのなかから自分が気に入った短歌を5首選びます。

なんとなくいいなと思った歌を選んでいったのですが、その後選んだ歌についてコメントなど求められるということを知り、焦るわたし・・・・。

・・・あんまり適当に選んだらあとで自分の首を絞めるということですね。まぁね、開き直って言うしかないんでしょうね。

46首もあったんですが、先頭の歌から順に2首ずつについて、数名がコメントや評を言っていき、最後に選者の方から評をいただく形で進行しました。

自分の感想やいい歌を選んだ理由はシャーペンで詠草のプリントにうすく書きこんでおきました。

選者の真中さんが言われたセリフで「なるほどなー。歌人ってこう考えるんだ」と思ったことを、青いボールペンで書いてみました。

休憩時間にお菓子などいただきながら、約4時間くらいの歌会が終了。時間の流れをまったく感じなかった・・・・。

そして終了したらどっと疲れが襲ってきたのでした。帰宅してからお茶飲んでしばらくぼーーっとしてました。放心。

■初参加の感想

・・・で、終わってみて思ったのは、歌を読んだ人の反応がダイレクトにかえってくるので歌会という場所は面白いなぁということです。

自分の歌や評を批判されたり、笑われたりもするのですが、まぁそれはそれでいい経験かなと思います。

わたしは短歌は基本的にひとりで詠むものだと思ってきたし、今でもそう思います。

結社に入ったら歌がちゃんとうまくなるとは限らないし、歌会に行ったからといって感覚がよくなるとも限らないとも思っています。

結社に入ったのはすこしでも自分の腕を磨きたいからなのですが、結局のところそれは本人次第なので単に参加すればいいというものでもないんだろうと思っています。

そうはいうものの、1首をめぐっていろんな読みがあるのを知っておくことは、自分の感覚を相対的にとらえるには、とてもいいのだろうと思いました。

たまに気が向いた時に、ちらちらと歌会に顔を出すのもいいかもしれません。