波と手紙

小田桐夕のブログ。好きな短歌について。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

塔2018年3月号 2

塔3月号の作品1から。 そういえば、特別作品欄には今回は4作品が載っています。 見やすいので、このくらいの掲載数でいいかもしれないですね。 まぁ、そのぶん選考結果が厳しくなって 掲載されない作品が増えるんですが・・・・。

塔2018年3月号 1

だんだん暖かくなってきて、ほっとしています。 桜がちらちら咲いていて、お花見のことを考えてしまう。 今年はどこの桜を見に行こうかな。 塔3月号が届きました。

吉川宏志 『海雨』

吉川宏志氏の第三歌集。 久しぶりに読み返していて、初めて読んだころのことを思いだしました。 まだ結社に入っておらず、好きな歌人の作品を 図書館などで探しているときにこの一冊も読んだなぁ。 まだ短歌について手探り状態だったときに よくノートに書き…

塔2018年2月号 5

その先に海はあるはず右へゆく道のかなたを一瞬思う 吉原 真 P159 今回の若葉集のトップにおかれていたのが吉原さんの歌でした。 どの歌も魅力的と思いつつ、どれか一首引こうと思っても はっきり決まらなかった。どうしてだろう。 「右へゆく道」の先に思い…

塔2018年2月号 4

胸に揺れる血の色のポピー一つ一つ私を見てゐる戦勝記念日 *戦勝記念日=リメンブランス・サンデー 加茂 直樹 P122 戦勝記念日の式典に出席したのでしょうか、 それとも画像か何かで見ているのでしょうか。 胸元に飾られている可憐なポピー、 でも赤い色が…

塔2018年2月号 3

やりたいと思ふことよりやりたくはないことばかり 特急通過 濱松 哲朗 P59 駅で電車を待っているシーンかな、と思います。 やりたいことよりも やりたくないことのほうが心のなかで 比重を増している。 どんよりした感じに占められていて 鬱屈した感じが主体…