波と手紙

小田桐夕のブログ。好きな短歌について。

2018-02-25から1日間の記事一覧

塔2018年2月号 1

つやつやと餡パンを積む店内が冬の夕闇にただようごとく 吉川 宏志 P4 店内にいてパンを選んでいるシーンだろうと思います。 餡パンには独特のつやがあります。 たくさん積まれた餡パンの色つやをたたえながら、 店内そのものが冬の夕闇のなかでふわふわとし…