「情報の手袋」という表現にはいろいろ考えてしまう。
圧倒的なデータや流れては消えるニュースに関わってきた人の手かもしれないし、
思い込みやつまらないうわさや刷り込まれた先入観を指しているのかもしれない。
日々いろんな情報が入ってくるけど、どこかから流れてきたもので
その真偽まで吟味することもほぼない。
押し寄せる情報量からいったん離れて「素手」を見せるとき
触れられるものの少なさや質感に驚くんじゃないだろうか。
「わたしにさはつてさはつて」という
ちょっと無防備な感じさえもつ願いかたが
かえって切実だと思う。