波と手紙

小田桐 夕のブログ。塔短歌会に所属しています。         ゆふぐれはあなたのなかに沈みゆくとほき国だと気づいてしまふ

久しぶりに短編小説を読んでいた

最近は歌集を読む機会が増えた一方で
小説を読む機会がなくなっていました。
葉ね文庫さんに行った時にもらった
読書系フリーペーパー「ソルボンヌ通信」は
おすすめの本を紹介しているフリーペーパーです。
その中から気になったものをピックアップして読んでみることにしました。
しばらく小説から離れていたので
いきなり長編を読んだら挫折するかもしれないと思い
短編小説からリハビリ(?)してみようと思います。

今回読んでいたのがジェイムズ・ジョイスの「ダブリンの市民」
翻訳は結城英雄氏の岩波文庫版です。

私がアイルランドの歴史にあまり詳しくないので
いまひとつ読み込めない感じはありますが
当時のアイルランドの市民の状況を伝えていて興味深い短編です。
最初はちょっと文体に慣れなくて読みづらかったのですが
後半につれて面白く読めました。
もう少しアイルランドやジョイスのことを知ってから
再度読んでみたい作品ではあります。

もともと日本の小説やエッセイにあんまり興味が無くて
海外の、特に児童文学が好きでした。
大人になるにつれてその分野からも遠ざかっていましたが
また読み直すのもいいかもしれません。

海外文学は同じ作品でも翻訳によってかなり変わるので
翻訳を変えて読んでみるのも面白いですよね。
短編小説はまたいろいろ手に取ってみましょう。