波と手紙

小田桐夕のブログ。好きな短歌について。

2017-07-28から1日間の記事一覧

塔2017年7月号 3

蟻一匹見つめつづけて愛せるか 隣には君がゐて春嵐 福田 恭子 P115 妙に気になるのだけど、うまく良さがわからないときってよくあります。 「蟻一匹」とはとても小さな命、 「見つめつづけて愛せるか」はだれに言っているのか、 主体が自分に向かって言って…